物理が苦手すぎる、、、 | 東進ハイスクール 金町校 大学受験の予備校・塾|東京都

東進ハイスクール 金町校 » ブログ » 物理が苦手すぎる、、、

ブログ

2023年 10月 13日 物理が苦手すぎる、、、

パンパカパーン!

おめでとうございます!

今回は物理が苦手という方にむけて、

今になって高校物理の

モチベーションが上がってきたこの私が、

物理との向き合い方についての持論を

紹介します。

物理に苦手意識を持つあまり

物理に対し拒否反応が出てしまうよ

という人は多いかと思いますが

それでもこの記事を読むなど

なんらかの方法で苦手を克服しようと

模索しているだけでもえらい!

逃げるよりぜんぜん素晴らしいことです。

ぜひこの記事を機に

物理が好きになってくれることを

心から願っています。

 

※ちなみにこの記事には

私が高校生時代、

学校の物理教師から学んだことの

一部が含まれます。

 

①興味がないと物理はのびない

物理に限った話ではないですが

勉強を受け身でやらされているという状況は

勉強を主体的にやっている状況より

勉強効率が悪くなってしまいます。

まずは、物理を楽しく学ぼうという

気持ちを作ることが重要です。

どうしても低質な授業を受け続けたり

何となくで問題集を進める

といった勉強をしていると、

公式を覚えていくのみといった

表層的な理解に終始することになって

結局応用問題がいつまでたっても解けず、

物理のおもしろみを見つけられないまま

物理離れが進んでしまうという

残念な結末を迎えてしまうことがあります。

 

まずは、「深く理解できた気がする!

という体験を一歩ずつ積み重ねて、

物理を楽しく学ぼうとして見ましょう。

「気がする」だけでも深い理解を

できた気になると、

人間は理解できたことに対し

快感を覚えます。

すると、人間はまたその快感を

二度得ようとするので

結果としてさらに

勉強をすることとなります。

好循環ですよね!!

 

しかもこの好循環に入ることができると

眠気も感じにくくなるという

一石二鳥な効果もあります。

眠気を吹き飛ばす方法には

昼寝してみるとか

手を洗ってみるとか

いろいろあるといわれていますが

結局眠気を吹き飛ば一番の近道は

勉強を楽しいものだと思って

進んでやることです。

楽しいことだったら

していてもそんなに

眠くならないですよね??

能動的な勉強には

いろんなメリットがあるんです。

 

物理が全体的に浅い理解しか

できていないという

自覚がある方。

まずは参考書、教科書に載っていることを

深く理解しようとしてみて

ください。そして、物理理解を深めるという

成功体験をぜひ獲得してください。

それが能動的な学習を誘発します。

まずは受け身な学習姿勢を

変えてみましょう!

そして、物理をもっと理解してやる!

といった向上心を持って

ぜひ能動的な学習をしてみてください。

話はそこからですね!

 

とくに物理の場合、

数学と違って

体系的な理解があると

問題の8割以上が

スラスラ解けるようになります。

「深い理解を獲得すると

物理に対する見方が変わって

問題がスラスラ解けるようになるんだ!」

というのをモチベーションにして

頑張ってみてください!!

 

 

②言語化してみる

アクティブラーニングという

言葉を聞いたことがありますか??

簡単に言っちゃえば

能動的に学習するよ、

ということなんですが

その一つとして、「人に教える」

というものがあります。

物理は、授業を聞いたり、

問題の解説を見て終わり、とかだと

自分が思っているより

理解が深まっていないがちで、

真に理解が深い状態というのは、

他人にそれを教えられる

という状態です。

 

物理問題において

途中過程を書かなければいけないというものは

数学などと比べると少ないのですが

物理こそこの「途中過程」が

めちゃくちゃ重要なんです。

 

途中過程を書くということは

自分の理解を言語化して

アウトプットするということであり、

真の理解を獲得していないと

実は難しいことです。

この途中過程を、他人に向けて

書くことができますか?

それこそ、模範解答には文章も

交えながら解説が載っている

ことが多いと思いますが、

そのレベルのクオリティを目指して

途中過程を書けますか?

 

ほんとは実際に友達に向かって

問題を解説する(=人に教える)

というのがもっとも効果的なのですが

実際に教えなくとも

他人に伝わるような解説(途中過程)を

つくってみる、ということを

問題演習のなかに取り入れるだけでも

ぜんぜん効果的です。

言語化できない=理解が浅い

ということだと思って、

言語化に詰まってしまった部分は

徹底的に見直しておきましょう。

 

「教えることは二度学ぶことである」

(ジョセフ・ジュベール 1754-1824)

という言葉もあるように、

この教える(言語化して解説を作る)

という作業は、

理解が深まると同時に

自分の苦手も分かって

一石二鳥ですので

まじでおすすめです。

ぜひやってみてください。

 

 

単位を意識しよう

これはだいぶ物理に限定的な話ですね。

みなさんは単位を意識して

問題を解いていますか?

問題によっては質量mとか

重力加速度gとか、

単位が省略されて問題が

作られていることも多いですが、

意識だけでも単位について

思いを馳せてみるというのは

かなり効果的な手法です。

たとえば、J(ジュール)とか、

A(アンペア)とか、

なんの単位がぱっとわかりますか?

また、これらを2つ以上の単位を

組み合わせて書くことができますか?

意外とこういう問題が解けるかどうかが

物理理解が深いかどうかの判別の

意外といい指標になったりします。

特に電磁気分野は

色々な単位がありますね。

問題に出てくるすべての単位について

どのような単位の組み合わせで

書けるのかということまで含めて

解説ができるように

しておきましょう。

 

解答例>(ほかにも答えはあります)

Jは仕事、エネルギーの単位で

[J]=[N・m]

Aは電流の単位で

[A]=[C/s]

 

さて、単位理解を深めることですが、

じつは物理理解が深まるという

ことのほかにも

もう一つメリットがあります。

 

例えば力の大きさを

求めなければいけない問題で

答えが2mh(mは質量、hは距離)とかに

なってしまったら

明らかにおかしいですよね??

[kgm]≠[N]だから)

これは極端な例ですが、

文字が多くなってくると

多くの人がそもそも答えの単位を

誤るというミスを頻発します。

自分の解答の単位を

チェックする(次元解析といいます)

ことで、うっかりミスに気づけたりするので

全ての答えについて

最後にチェックとして次元解析を

してみることは

とてもおすすめです。

最初こそ時間がかかるかもしれませんが

慣れれば10秒くらいで

できるようになります。

これで救われる点数も

割とあるはず。

ぜひ取り入れてみてください~

 

 

④積極的なおえかき

何を言っているんだ

という感じかもしれませんが、

これは重要なのに

多くの人がなんやかんや

できていないことです。

物理においておえかき、というのはつまり

図やグラフを描くということです。

みなさんは、問題を解く時

図やグラフを積極的に

描いていますか?

もし描いていないという人がいたら

今日からでも描くように

意識してみましょう。

 

例えば、力学の問題であれば

図を描いて、物体に作用している力を

矢印で書き、その力の大きさを添えて書く。

ここまでぜひともやってほしいです。

意外とこれをするだけで

問題の見通しが良くなります。

視覚情報は、言語情報の数倍

脳に入ってきやすいという

研究結果もあった気がしますが、

みなさんも視覚情報が

強いというのは

直感的に感じませんか??

ぜひ自分は言語情報(数式情報)で

全てを解決してやる!という

変な意地を持つのはやめて、

図、グラフをぜひ書いてみましょう。

世界が変わるかもしれません!

 

ちなみに、図やグラフの

描き方についてですが

ただやみくもに描けばいい、

というものでもなく。

やはり上手い描き方、というものが

存在します。

そのあたりで悩んだら

いつでも相談に来てください!

 

 

⑤深い納得を大事に

どの科目でも言えますが

理解がぼんやりしているまま

それをほったらかして

次に進むというシチュエーションが

あると思います。

これに関して全力で否定する気は

あんまりないのですが、

(実際、数学などは悪問を全力で復習して完全な理解を目指そうとしてもあんまり意味はない気がします)

物理に関しては、理解がぼんやりしたまま

次に進むのは

できるだけ避けた方がいい

と思います。

 

数学や英語は、

一問一問完璧な復習をして

問題ごとに理解度を完全に100%にしていく、

というよりは、演習数を爆上げしたほうが

手っ取り早く成績は伸びるんじゃないかな

と思いますが、

物理はどちらかというと

深い理解の方が重要である

と自分の経験から思いました。

もちろんこれは

演習数を積む必要がない

というわけでは全くなく、

問題集を何冊もやる必要は

ないよ、ということですよ。

がむしゃらに問題集を進めているのに

いまいち成績が伸びない、、

という人は、今一度自分の学習スタイルを

見直してみて、

一問ごとに確実な理解を獲得してから

次の問題に進む、といった感じに

してみてください。

 

解いた問題に対して

その都度完璧な理解を獲得して、

解いた問題ならもう一度出ても

絶対解ける! 

というかもはや誰かに解説することまでできる!

という状態になっていけば、

絶対に物理の成績は伸びていきます。

深い理解深い納得

改めて大事にしてみてください。

 

 

⑥ネットを活用しよう

物理というのは

上に挙げた①~⑤の

ポイントを意識していけば

かなり見通しが良くなると思うんですが

どうしても、ややこしかったり

自分の力だけでは理解できない!

という部分も出てくると思います。

そんな時は遠慮せず

バンバン調べちゃいましょう!

 

分からないことを

分かるようにする手段として

人に聞く、というものもあります。

しかし、質問して解き方を聞く、

というのはどうしても受動的な

学習になってしまいます。

理解の深まり度的にも、

やはり受動的な学習は

能動的な学習には

勝てないです(たぶん)。

まずは、絶対に自分で解決してやる

という気持ちをもって、

分からないところをつぶすよう

努力してみてください。

(アクティブラーニング!!)

 

せっかくネットには

無料で見れる素晴らしい

学習サイトや勉強系動画が

たくさんあるのに、

それを使わないというのは

とてももったいない!

 

ネット学習(いわゆるIT教育)

における教材には

アニメーションが含まれていたりと、

それこそ視覚情報が多めに

なっているので、

理解もそのぶん深まりやすいです。

これは間違いなくネットならではの利点と

言えるのではないでしょうか。

勉強する中で分からないことが

出てきたら、遠慮せずネットで

調べてみてください。

せっかく平成後期の時代に

生まれてきたからには

ネットというものを

最大限活用していきましょう!!

 

————————————-

さて、なんかめちゃくちゃ

書いちゃいましたけど

きっと読むのは数分だったんだろうな

と思うと涙が止まりません。

しかし! 

重要なのはここからです

このブログの話が響いた人もいれば

響かなかった人もいるかと思います。

それはもちろんひとそれぞれ。

ですが!!

響いたにせよ響かなかったにせよ

上に挙げた事柄の中で

今日からでも実践できることは

絶対にあるはずです。

 

もし物理が現状苦手で

何か少しでも変えたいのならば

必ず行動に移してください!

 

(自分もそうなんですが)

人間というものはめんどくさがりやで

話を聞いてそれがためになった!

と思っても、なぜか教わったことを

行動に移さないがちです。

せっかくためになった!と思ったなら

行動に移さないとです!

 

知行合一という言葉があります。

倉田さんの好きな言葉ですね。

きっと多くの人が聞いたことある

言葉でしょうが

これまじで重要ですよ。

知っていてもそれを行動に

移さないのなら、

成果的にみると知らない人と同等な

ものになってしまいます。

せっかく知っているなら

それを行動に移さないと!

 

ということで、一人でもいいから

このブログをよんで

①~⑥のポイントのうち

一つでもいいから

何かしら実践してくれる人が

いればいいな、と思います。

6個のポイントすべてを

一気に意識しようとするのは

かなり難しいと思います(人間のキャパ的に)。

まずは、2つとか、3つとか

ポイントを絞って意識してみて

くださいね。

それが体に染み込んできたな

と思ったら残りのポイントを

意識すればいいんです。

これ以上にもっと細かいポイント

(自分が受験期物理を解くうえで

意識していたこと)も

まだまだあるので

ぜひ気になったら

聞きに来てくださいね。

 

最後にもう一度、6つのポイントを

掲載しておきます。

 

①興味がないと物理はのびない

②言語化してみる

③単位を意識しよう

④積極的なおえかき

⑤深い納得を大事に

⑥ネットを活用しよう

 

長くなりましてすみません。

本日のブログは以上です!!